温泉・貸切露天風呂:新潟の温泉旅館「嵐渓荘」

2016年02月04日

「山彦」書評(心に残る物語)


記録的小雪の冬ですが、ようよやくまとまった雪が降りました。
ベテランかまくら師により庭の〝かまくら〟が完成しました。
2月〝かまくら月間〟にぎりぎり間に合いました。
ここから一ヶ月、夜の雪灯り演出のシンボルとして溶けないでいてください。

さて、今回は本をひとつご紹介いたします。
「本」といっても紙の本ではありません。
「電子書籍」です。紙では出版されていない電子の本。



気鋭の新人作家、(新潟文楽工房こと ヤマダ マコト さんの作品『山彦』です。
出会いは偶然。Twitterに嵐渓荘についての書き込みがあったのを発見。
新潟文楽工房ヤマダ @niigatabungaku
まさか、山彦の緑風館のモデルになっていた下田の嵐渓荘が山里亮太のお気に入りだとは


このつぶやきが気になって調べていくと、
新潟を舞台にしたサンカ小説『山彦』の反応
というまとめ記事に至り、自己出版作品に嵐渓荘がモデルとなった宿が登場するらしいと知る。
Amazonでさっそくダウンロードして読んでみました。


  

2010年03月17日

限界集落ギリギリ温泉

僕の夢は子供に東京大学に入学してもらい、
僕がみることのできなかったもっと上の社会をみてきてもらうことです。
…かなり時代錯誤な夢だと思いますが、
東京に暮らしていた頃は思いもつかなかったそんな夢をふとおもいついたりします。

田舎暮らしには、井戸から見える青空を本物以上に青くみさせる力があるのかも、です。
その一方で、メーテルリンクの青い鳥のお話しこそが人生の真実と思ったりもします。
ま、青い鳥も最後はカゴから逃げていくんで、
どこにいたって、できあいの幸せなんてそうあるもんじゃないってことなんでしょうけど。

ともかく。
  

2008年05月24日

田舎暮らしに殺されない法

10年前の自分が見たらスゴイ!と思うことランキング
と、いうのがmixiでありまして、1位は携帯電話の普及でした。
俺ならデジカメの進歩とPDAの消滅。あと東京一局集中。
はやいもので、東京から田舎に戻って今年の秋で10年になります。
※下の画像は10年前の自画像。欲が顔に出てるなぁ。


2007年06月25日

七十五人の愛言葉


二年以上前に広告のお仕事で知り合った編者の大平真美さんに声をかけられました。
ちょうどいろいろあったときだったので、私の愛言葉をまとめて彼女に託しました。そしてついに、その本が世にでました。新風舎出版賞ノンフィクション部門優秀賞受賞だそうです。


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私は K(32歳・男性)自営業 として見開2ページで紹介されてます。大平さんはとても健気な方でした。心ある方、ぜひご家庭に一冊よろしくお願い申し上げます(^^)/

↓ こんな内容のメールを頂いたのです。
−−−−−−
突然のメールで大変申し訳ございませんが、お願いがあります。



  

2007年01月12日

山風呂待合

待合い

山の湯の待合いもだいぶ堂にいってきました。高級家具はいまのところ置いてません。ケチっているわけではなく、うちの宿屋のカラーに合うような家具ってなんなんだろうという疑問にまだ答えがみつからないから。本棚もホームセンターで買ってきた量産品。椅子だけは読書椅子ということで、シンプルで高価ではないのだけれど、座り心地はいいもの。昨今、デザイナーズ系というカテゴリーが確立するくらいスタイリッシュな宿屋さんがたくさん登場中。どうなんでしょうね、今までの嵐渓荘カラーを活かす現代的センス。まだ、わたしのなかに芽生えてないなぁ。

  

2006年09月15日

観ました〜。

カクレカラクリ
 綺麗な映像でした。幻想的に演出すると嵐渓荘もあんな風にみえるのかとびっくり。期待していた宿の人間の登場ですが、顔がしっかりわかったのは亭主の番頭役のみ。地元新聞に記事になった割にはあれだけ。わざわざご覧頂いた皆様ごめんなさい。※ま、亭主の番頭役を観たかったという人も少なかったと思いますが(笑)。しかし、暑い中エキストラにご協力くださった皆さん、本当にありがとうございました。ほとんど映りませんで、お声をかけさせていただいた者として罪悪感を感じております。どうか勘弁してやってください。そして!とにもかくにも、ドラマ製作にたずさわった皆さま、猛暑の中本当に本当にお疲れさまでした。一生の想い出になりました!ありがとうございました!
…放送後からカクレカラクリをキーワード検索して、嵐渓荘のHPにたどり着く方が、全体のアクセスのなかの3割を占めているようです。やはり全国放送の番組というのは反響がおおきいものなのですねぇ。  

2006年09月12日

カクレカラクリ

カクレカラクリ

いよいよ明日です。地元の三條新聞さんが昨日取材にきてくださいました。記事


ドラマ カクレカラクリ公式サイト
2006年9月13日よる9時〜TBS系



  

2006年03月13日

イッセー尾形の…

とある雑誌の記事で見つけて談話室で話題になり、
久女林檎さんがアマゾンUKで購入できることを発見してくださり…。購入ページ
昨晩ついに見ました!普通のDVDプレイヤーではリージョン違いでみれないのでPCで。
昭和天皇=イッセー尾形、皇后=桃井かおり
監督はロシア人。外国製の映画でありながらセリフはほぼ全て日本語。
イッセー尾形の迫真神憑りな演技が見事です。
多くの方に見て頂きたいすばらしい映画でした。

こちらのブログに詳しいです→■太陽 Solnze(英題:The Sun) イッセイ尾形  

2006年02月27日

脱皮の季節なので




 まだ読んでいませんが気になる本。地元の本屋を何軒かまわりましたが、残念ながらおいてありませんでした。
 今朝はまた雪がふりましたが、春にちかづくにつれ体が変化を求めているのがわかります。冬→春=脱皮、産卵、種付け。インターネットもインフラが整い、技術革新、利用者のスキルアップなどで次の形態に変容していくらしい。冬→春の季節なので、ぜひ読みたい。
 ところで、ISDNどまりでADSLすらこない地域に暮らす私のところは、放置されて時代にとりのこされていくかもしれませんね。それもまた珍しくていいかも(笑)。インターネットができるだけまだマシかな。  

2006年02月04日

日経大人のOFF

日経大人のOFF 2006年03月号

 今月号の日経大人のOFFに嵐渓荘でてます。雪見酒特集です。こうしてみると、嵐渓荘の雪景色もまんざらでないな。かさねがさね、露天で一杯セットは健康によろしくはないですので、風情を楽しむ程度にてお願い申し上げます(笑)。

  

2006年01月29日

ズッコケ中年三人組



 同世代であれば「ズッコケ三人組」と聞けば胸がグッときませんか。私はかなりグッと来ます。子供部屋の自分のベットを思い出します。小学生3年生だったかなぁ。最初の一冊目に出会ったのは。なぜこの本を手に取ったか、その理由は覚えています。挿絵がアニメみたいでおもしろそうだったから。同じ理由でその頃に自分から手に取った本には、マガーク探偵団があります。



 昔の表紙は黄色の背景にもっとイラストが大きかった。
 とにかく今の児童文学書のように、あの手この手で(子供だけでなく大人にも)思わず手に取らせようという工夫がまだなかったころ。ポプラ社のズッコケシリーズは衝撃だったのです。1978年〜2005年の27年間にわたり50巻。親子2世代で読んだ人もいるでしょうね。惜しまれながら昨年めでたく完結したわけです。で、作者大サービスで、私のようなオールドファン向けに今回「中年3人組」が出版とあいなったのだそうです。  

2006年01月05日

抜く技術


 これからまた雪の中へ遊びにいくわけですが、現実逃避してしまいました。メールへのお返事など書きながらメールマガジンもちらちら見ていたら、なんかおもしろそうな本が紹介されています。
抜く技術

タイトルにまずひかれ、男なのでなんか抜く抜けるとか良きにつけ悪しきにつけ微妙に反応してしまいます(笑)、レビューを読んで2006年のテーマは抜くだなと決まりました。  

2005年10月27日

春の雪

 皇族というカテゴリーで括られる方々が存在する。現在は貴族とは呼ばないらしい。
かつて(1000年以上前)日本文学は貴族が生み出した。と歴史で習った。
今でも源氏物語はいろんな人によって現代語訳されている。



  

2005年10月03日

読書椅子届きました

NyChairこちらで話題になった山ノ湯の読書空間に、
読書椅子が到着しました。  

2005年09月17日

音が聴ける

壁掛CD

 無印良品より壁掛CDが届きました。
  

2005年09月15日

本棚!

やったあ!本棚です!

山ノ湯の待合いを模様替え。本棚を新設しました。
これで、だいぶ押し入れの肥やしになっていた蔵書がすっきりしました。
並べながら、「あ、まだこれよく読んでない」という本がいっぱい。
お客様はほとんど読まないと思うので(笑)、
こんどこっそり夜中にここで読書したいと思います。  

2005年03月12日

3月12日【読書日記】


◆プチ哲学:佐藤雅彦/中公文庫
 著者は「だんご三兄弟」「ピタゴラスイッチ」などの生みの親。この人の発想は実にユニークで、思考の重箱の隅をどんどん突いてきます。この本もパラパラめくるだけで愉快になります。他にも毎月新聞とかクリックもベストセラーになってます。全部読みましたが(本当にどの本もパラパラ〜と読める割に印象に残る)、エッセンスはこのプチ哲学が一番つまってるかなとおもいました。唯一、表紙裏に著者近影が載っているし(笑)。
彼の原風景は砂山らしい。なんかわかる気がする。中島敦(李陵・山月記)の高貴さにも似たシンプルな雰囲気。天才なんだろうな。毎月新聞の中で『私たちは、質問(=問題)ができた時に初めて答えに向かって進むことができる。極端な言い方をすれば、素晴らしい質問ができた時、その先に素晴らしい答えが用意されていると言ってもいいほどである。…ここ数年、自分の活動も〈新しい考え方〉を模索しつづけているが、いまだに〈質問ができない〉状態のままである』とのこと、凡人の私も同様なことを感じてます。  

2005年03月06日

3月6日【読書日記】

◆ファスト風土化する日本 郊外化とその病理:三浦展/洋泉社 著者は新潟県・上越市出身。親近感を感じて読み始める。最近地方で凶悪犯罪(それも若年層の)が多々発生する原因を、地方文化の崩壊に探った書。隣町三条市で起きた事件も取り上げられていたりする。…が、たしかにアマゾンの書評にもあるとおり、丹念な調査はおこなわれていない様子で、こじつけに感じるところも多々。しかし、地方の国道沿いにジャスコ、ヤマダ電機が並ぶ風景を全国あちこちで見かけるようになったのは確か。その理由やそこから生まれた地方文化の変容は肌で感じるところなので、興味深く読んだ。
地方商店街の目指すべき方向に「吉祥寺」「高円寺」などをもってくるのだが、ん〜、そりゃ無理があるなあと思った(笑)。最近、三条市の一ノ木戸商店街がアーケードをリニューアルしています。シャッター街と呼ばれてしまった町がどんな風に復活するのか、できるのか。
ジャスコやヤマダ電機に行くのも、もう飽きてきたかもな〜というのが、地方在住の私の気持ち。また変容が始まると思う。たしかに今までの流れはこうだったよなと、分かった気になれる一冊でした。
◆イン・ザ・プール:奥田英朗/文芸春秋
 たしか本の雑誌で紹介されていた記憶。ずっと読もう読もうと思ってて、やっとページを開いたら止まらなくなった。評判通りのおもしろさです。漫画読んでるみたい。漫画だったとしたらビッグコミックオリジナルにありそうな。
著者の顔写真を見ると、ますます漫画家みたい(笑)。いいなあ、こういう人にあこがれます。とにかく面白いので一読をおすすめします。伊良部精神科医をめぐる患者のストーリーですが、私が一番面白かったのは「コンパニオン」でした。