温泉・貸切露天風呂:新潟の温泉旅館「嵐渓荘」

2018年03月09日

外国からのお客様の行動力

今年も冬が終わります。
毎年雪には苦労しますが今年はドカ雪の回数が多くて長くて格別の冬でした。
訪れるお客様は雪が多ければ多いほど喜ばれますので、お客様には良い年だったと思います。

また、今年の冬は外国からのお客様が今までになくおおぜいいらっしゃいました。
シンガポール、香港、台湾、タイからのご家族、グループ、カップルなどなど。
そうした方達には連泊、3泊する方達もありました。
レンタカーを利用したり、宿の送迎バスやデマンドタクシーを活用したり、
日中は出かける方達が多かったように感じます。

そんなお客様のなかで、タクシーで福島県まで日帰りしてきた方達がいらっしゃいました。
ご予約頂いたときから日程についてご相談を受けていました。

We are coming from Niigata on 20 February and want to visit Tadami (Fukushima Prefecture)
and Mishima Village (in Fukushima Prefecture), using the Tadami Rail Line.


福島県三島町の只見線の鉄橋が海外の方達に有名だという話は聞いたことがありました。
嵐渓荘に2泊される予定で、2日目の朝から日帰りでその場所まで行って帰ってきたいとのこと。
地図で見ると確かに嵐渓荘と三島町は直線距離では近いです。
しかし、公共交通を利用してだと、ぐるっと回ってかなり遠い場所になります。
まず日帰りは無理です。

赤…嵐渓荘から三島町直線※国道289が通行可能なら近い
黄…公共交通利用の場合
青…磐越道で車利用の場合。

メールでその旨をお伝えしましたが、三島町への情熱は熱いままに嵐渓荘へお越しになりました。
なんとかならないかと、地元のタクシー会社に相談しました。
すると、リーズナブル(公共交通機関で往復するのとそんなに変わらない料金)予算で観光タクシーを手配してくださるとのこと。
※そうはいっても距離が距離だけに諭吉数枚は必要です。
念願の福島日帰りツアーにお二人は無事に行ってくることができました。
タクシー運転士さんは英語も話せて、会津若松城にも案内してくださったそうです。



※お二人から思い出の画像を拝借致しました。

北海道→嵐渓荘→福島観光→京都観光とこちらのお二人は、「日本の冬旅」を抜群の行動力で楽しんでられました。
まさか福島県が嵐渓荘からの日帰り立ち寄りスポットとして考えられるとは。
海外からのお客様達から、思いもかけない可能性を教えられた冬でした。
Madhuri Agrawalさん、ありがとうございましたface02