2012年10月23日
紅葉の国道289号線
大谷ダムの奧では国道289号線の道路工事がもうずっと前から続けられています。
いわゆる「八十里越え」です。
先日、地元の我々にとっては歴史的なことがありました。
この工事中の道路がついに新潟県と福島県をつないだのです。
八十里越が結ぶ新潟県三条市と福島県只見町の交流事業で只見町の一行が初めて八十里越を車で越えて三条市を訪れ、全線開通の悲願達成に向けた最後のマイルストーンと歴史を刻む
こちらの工事現場に一週間に三日間、それも一日一組だけ入れてもらうことができます。
秋のこの季節は6月に応募開始するのですがあっというまに応募で一杯になるそうです。
今日は私はマイクロバスの運転手として初めて工事現場に入ることができました。
工事現場事務所でお話しを伺ったのですが、
一般車両が自由に往来できるようになるにはあと十年はかかるそうです。
雪解けを待って工事開始し12月には下山しないと危険なため、
実質半年しか工事できないということと、
また最近はコンクリートから人へで予算も不足気味だとか…
このトンネルが一番長い3000mの九号トンネル。
トンネルの中央付近に新潟県と福島県の県境があります。
「ここから福島県」※画像では読めませんがそう書いてありました。
トンネルを抜けるとそこは福島県。
紅葉がものすごく綺麗!
トンネルを出てすぐの7号橋は実は昨年の水害のため大きな被害があったのだそうです。
写真の下が洪水の前日、上が洪水のあと。
よくみると分かるのですが、
橋脚の型枠が完成し、「さあ!コンクリート入れるぞ~。」というタイミングで、
すべてが土砂でながされてしまったのでした。
脇の崖は地面がズルッとすべっていました。
工事はこのために一年以上遅れることになったのだそうです。
「洪水が完成後であれば助かったのですか?」と伺ったところ、
「いえいえ、もしそうなっていたらもっと大変でした。
せっかく完成した道路を全面通行止めしての復旧工事だったでしょう。
その前に洪水があったから、結果的に防御策を考えて工事ができます。」
せっかくなので記念に撮って頂きました。
現場に行ってみるまでは…
予算さえもっとつけばあっという間に完成するのになあ、なんて思っていましたが、
だいたいがものすごい難工事なのだと実感してきました。
そして、将来この道路が安全無事に完成することを願う気持ちが益々強くなりました。
そういえば、こちらの工事現場に勝手にもぐりこむ人が時々いらっしゃるとか。
山菜採りであったり、きのこ採りであったり。
なによりこの辺は携帯電話不通エリアなので、
いざ事故があったときに連絡のとりようがないので本当に危険とのこと。
記事をご覧になって「いってみたいなぁ!」と思われた方は、
いい湯らてぃさんが秘境[八十里越]の紅葉見学を、
毎年実施されています。今年はもう間に合いませんが、ぜひ来年の紅葉時期に!
空左右衛門さんからのコメント。2012年10月26日 01:44
素晴らしい体験でしたね。あと10年? もっと早くならないかな。下田から桧枝岐へ車で行く”夢”があるんです。わくわくです。あっち側のあのお宿に 泊まりたいのです。間もなく「ヒトからモノへ」の時代になりましょう。
空左右衛門さんからのコメント。2012年10月26日 02:02
やはり 秘境です。
この道路を完成させましょう!
再任知事へ 観光を 認識させよう!
この道路を完成させましょう!
再任知事へ 観光を 認識させよう!
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