温泉・貸切露天風呂:新潟の温泉旅館「嵐渓荘」

2006年01月29日

ズッコケ中年三人組



 同世代であれば「ズッコケ三人組」と聞けば胸がグッときませんか。私はかなりグッと来ます。子供部屋の自分のベットを思い出します。小学生3年生だったかなぁ。最初の一冊目に出会ったのは。なぜこの本を手に取ったか、その理由は覚えています。挿絵がアニメみたいでおもしろそうだったから。同じ理由でその頃に自分から手に取った本には、マガーク探偵団があります。



 昔の表紙は黄色の背景にもっとイラストが大きかった。
 とにかく今の児童文学書のように、あの手この手で(子供だけでなく大人にも)思わず手に取らせようという工夫がまだなかったころ。ポプラ社のズッコケシリーズは衝撃だったのです。1978年〜2005年の27年間にわたり50巻。親子2世代で読んだ人もいるでしょうね。惜しまれながら昨年めでたく完結したわけです。で、作者大サービスで、私のようなオールドファン向けに今回「中年3人組」が出版とあいなったのだそうです。
 最初に読んだのはズッコケ探偵団だったような。寝る前にベットで本を読むのがかっこいいと思っていたあの頃。スタンドライトの薄暗い光の下で、夢中になった一冊でした。藤子不二雄Fのドラえもん同様、心の奥に刻み込まれた作品です。ハチベエ、モーちゃん、ハカセ。たくわん先生などなど、子供向けながらもテーマは大人の世界にも触れる内容。歴史物あり、SFあり、人間ドラマあり、作者の那須正幹先生は漫画家でないので、あまりテレビにもでませんでしたが、本好きの子供たちにはかなりの影響力があったのではないかと推察申し上げます。

 今回の最新作では、ハチベエがいきなりスナックのママに「今晩、どうだい?」と声かけたりします。でもそれが、子供の頃のハチベエが「モーちゃん遊ぼうぜ!」と言ってた姿と、絶妙に重なります。たまたま本屋で見つけたのですが、久しぶりに一気に完読できそうです。楽しみ、楽しみ!…思春期以前にプレイバックですな。



過去に私が読んだのは↓この辺です。










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