2010年10月23日
書家の泉田佑子さん

嵐渓荘の新しい愛言葉、「妙湶和樂」の産みの親「泉田佑子」さん。
書家ですから筆刻もしますとのことで、ひとつ彫って頂くことになりました。
お手紙を書いたりしたときの印として、新聞広告のときのマークとして、
いろんな嵐渓荘のグッズのロゴデザインとして。
これから永年にわたり使っていきたいので気合い入れてオーダーしました。
依頼してから彼女は書家として悩み苦しまれたそうです。
書家としては読めない方向にすすんでいく。
依頼主としては商用なので読めないと困る。
書家としては誰でも書けるようなものなら私が書く必要ない。
依頼主としてはでもせっかくできたご縁なので“書家”の泉田さんにかいてほしい。
そんな綱引きがだいぶながいこと続きまして、





書家としては読めない方向にすすんでいく。
依頼主としては商用なので読めないと困る。
書家としては誰でも書けるようなものなら私が書く必要ない。
依頼主としてはでもせっかくできたご縁なので“書家”の泉田さんにかいてほしい。
そんな綱引きがだいぶながいこと続きまして、

泉田さんはついにこんなのを捻り出すまで煮詰まってしまったそうです(^^;)
それで、依頼主の目の前でお話しを伺いながらその場で書きたいと申し出があり、

ラウンジにお道具をご持参頂いて、製作がはじまったわけです。
これはまだ墨文字なので、これを彫って印にするとにじみの様子が彫刻の雰囲気となり、
また白と黒とのバランスもおよそハーフアンドハーフだと白黒反転してもいいかなとか、
いろいろ相談しました。

そして、こんなかんじがいいなあとなりました。
泉田さんはたいてい和装。

ご自身の作品と記念写真。

庭は秋めいてきていて、いい季節に書いてもらったと思います。
まずは売店の紙袋がなくなりそうなので、
今回の作品を活用した新デザインでご用意しようと考えております。
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