温泉・貸切露天風呂:新潟の温泉旅館「嵐渓荘」

2011年08月09日

明日、オープン

いよいよ明日です。

本日のハプニングとして…
大浴場殿方浴槽がお湯を張ってみたらまだ微粒子のような沈殿物があり、
夕方お湯をぜんぶ捨てました。いまほどお湯がいっぱいになり明日には適温となります。
もうひとつハプニング。
玄関、フロントの建具でどうやら水にながされてしまったものがあるらしく、
建具に不足がでてきそう。すだれをたらすなどして対処します。

それから再オープンに際して不備な点。
ラウンジのカーペットはまだはられていません。これはしかしお盆にはなんとかなるかも。
ラウンジのソファもしばらく乾燥させないと布を張り替えられないそうで、盆明けになります。
ラウンジから大浴場にかけての床はコンクリートのままです。乾燥させてからでないと貼れない。
大浴場だつい室の床は仮カーペットです。材料がまにあわない。
大浴場露天風呂の男子と女子の境界塀はブルーシートです。
雨板張りにするのですが、板を乾燥させてからでないと張れずしばらく時間をください。
庭は庭木が半分以上流されました。徐々に植樹していきます。
守門川は洪水のあったままです。自然のなせる技、とくとご覧あれ。

明日も朝から直前作業。本当にぎりぎりになりました。
実は明日は日帰りのお客様のご予約がございます。
お風呂は少々お待ちいただくことになりますが、ご了承いただきました。

それ以外はいつもと変わらぬ嵐渓荘です。
これからもどうか嵐渓荘をよろしくお願い申し上げます。

明日、オープン
ここまで短時間で復旧できたこと、
私が語り部として毎日つれづれなるままにご報告して参りましたが、
ひとりひとりの力がすべてを成し遂げたのでした。凄かったです。

明日からまたぼちぼちと通常営業がはじまります。
この災難もこの復興劇も時の彼方へ記憶のすみっこへ薄れていくかもしれません。
ですが、嵐渓荘という宿屋の皮はしっかり一枚厚くなったと感じます。
誰にお礼を申し上げているのか…。
今回の洪水にもお礼を?
そういえば、あの白髭老人が大木に乗って下っていったという伝説は、
実際に洪水で流されたおじいさんが大木につかまって流れていったのでは?
と話す方がいらっしゃいました。信憑性あるなあ。
さて一眠りしてもうひとがんばり。
ひさしぶりに「いらっしゃいませ」とお出迎えできますね!

同じカテゴリー(宿のできごと)の記事画像
未来ポスト2023年
未来ポスト2022年
未来ポスト2021年
未来ポスト2020年
嵐渓荘も令和でリニューアル
GoogleMapストリートビュー
同じカテゴリー(宿のできごと)の記事
 未来ポスト2023年 (2023-11-23 18:02)
 未来ポスト2022年 (2022-11-05 00:01)
 未来ポスト2021年 (2021-10-29 16:00)
 未来ポスト2020年 (2020-10-29 22:16)
 螢は20:00 (2020-06-21 22:09)
 第15回嵐渓荘オフ会 (2020-02-09 11:56)
空左右衛門さんからのコメント。2011年08月10日 09:06
やはり 「いらっしゃいませ」 が似合う。良かった! 大拍手!!!
石崎 泰司さんからのコメント。2011年09月05日 10:09
高校時代の恩師(高木正夫先生)が、嵐渓荘社長を良く知っておられるとの事で紹介いただき、10月1・2日50周年記念のクラス会を久し振りに先生を囲んで行うこととなり人数等もほぼ決定し中間報告の意味でメールさせて頂き、この惨事を知りました。まだ行っていないので様子が判りませんが、従業員の皆様との悪戦苦闘が見えるようです。そうゆう姿を行くみんなにも知って頂こうと思っています。懸命に立ち直った嵐渓荘に行くのを楽しみにしております。
----この記事にコメントしましょう!----
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。