温泉・貸切露天風呂:新潟の温泉旅館「嵐渓荘」

2008年03月22日

娘が消えた

ユメが今日、行方不明になりました。
自宅にヒロトと俺と三人で荷物整理にでかけて、
俺とヒロトが昔の漫画本に熱中していると、
ユメがいなくなってる!
自宅の裏は断崖で雪解け水の五十嵐川がゴーゴー流れている。
自宅から国道にでる道路には、隣の家の人が畑仕事していた。
「ユメちゃん?見てないねぇ…」
それからは大騒ぎ。
まるでアニメのトトロでメイちゃんが七国山病院に一人で歩いて行って、
サツキねえちゃんや近所の人が大騒ぎする場面そのもの。
行ける範囲は限定されていて、一番可能性高いのは川に落ちたケース。
ゴーゴー流れる川を眺めながら、信じられないけど、
ここに落ちたんじゃないか、小学校入学目前だったのに…
心臓はドキドキバクバク。冷静さを装おうとする自分が馬鹿みたい。
もう途中から腹の底から娘の名前を連呼。焦りまくってました。

それで、ふと…あ、もしかして一人で嵐渓荘まで歩いて帰った?
という疑問がわき、となりの家の人も、
もしかしたら一人で帰ったんじゃない?、車で見てきたら!と。
レガシーを飛ばす。ずっとユメの姿は見えない。
八木ヶ鼻の下あたりの見通しがいいところでも姿はみえない。
自宅から嵐渓荘まで2キロ以上ある。
子供の足でまさかそんな早く歩けるのか?
居なくなってから何分も経ってないのに。
なかばあきらめて、やっぱり川かなあ、どうしたらいいんだろう。
頭のなかは真っ白になっていきました。

でもね~。いましたよ!てくてく歩いてるユメが!
嵐渓荘目前のところまで来ていた。走ったのかな。
本人は「お父さんに、行ってくるねっていったじゃん」と笑い顔。
でも、どこに行くのか言わなかったのは、
言えば止められると思っての幼いずるさと冒険心。
とにかく安堵。
こういう時はきつく叱らなければならないと分かっていても、
安堵の気持ちがいっぱいであまりうまく叱れませんでした。
車にのせて自宅に戻り、隣のお家の方に「いましたよ!」と報告。
いや、ほんとに驚いた。よかったねと。
一生忘れられない日になりました。
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Contrailさんからのコメント。2008年03月24日 00:09
えつ!

ああ 良かった!
チョウサンさんからのコメント。2008年03月24日 23:42
あ~びっくりした~!
超あせったよー
読んでて、途中飛ばして、最後の文を読んだよ。
そして、はぁ~よかった~

で、また読み直した。

焦らすなよォ~
春 有馬温泉さんからのコメント。2008年03月31日 10:50
いや~良かったですね。
私もとにかく結果を先に見ちゃいました。

そのぐらいの子供は本当手をつけられないかも・・。
でも、イイコそうですね。
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