2007年12月24日
源泉大掃除
今日はクリスマスイブですね。あと一週間で今年もおしまい。
今日は11月中旬に実施した源泉掃除の話題です。
年末、大掃除の時期ってことで…
嵐渓荘の源泉は敷地内にあります。
地下80メートルまで掘削された穴にビニルパイプが突き刺してあり、
そのパイプのところどころに空けられた小さな穴から源泉がパイプにしみこみ、
地下20メートル位のところが源泉の上水面となります。
そこへ圧縮空気を送り込み、空気の泡が地上に戻ろうとするとき、
源泉が泡に包み込まれるようにして地上に吐き出されます。
そんな原始的な方法でくみ上げています。
穴が細いので何年からすると、粘土状の土が管のなかにつまります。
いくら空気を送っても源泉が吐き出されなくなってきます。
前回は2002年に掃除しました。
いよいよ詰まってきたので専門家に掃除をお願いしました。
今日は11月中旬に実施した源泉掃除の話題です。
年末、大掃除の時期ってことで…
嵐渓荘の源泉は敷地内にあります。
地下80メートルまで掘削された穴にビニルパイプが突き刺してあり、
そのパイプのところどころに空けられた小さな穴から源泉がパイプにしみこみ、
地下20メートル位のところが源泉の上水面となります。
そこへ圧縮空気を送り込み、空気の泡が地上に戻ろうとするとき、
源泉が泡に包み込まれるようにして地上に吐き出されます。
そんな原始的な方法でくみ上げています。
穴が細いので何年からすると、粘土状の土が管のなかにつまります。
いくら空気を送っても源泉が吐き出されなくなってきます。
前回は2002年に掃除しました。
いよいよ詰まってきたので専門家に掃除をお願いしました。
地下から引き抜いて、バラバラにしてみると、
パイプのなかにはこってり粘土がつまっています。
水を送りながら、一日かけてパイプのなかの粘土を押しだしてやります。
柔らかいとろは、こんな風にきれいに抜きでてきますが、
底の方は粘土が岩石化していて、時間をかけないとガリガリがとれないようです。
3日かけて、圧縮空気や水をおくりながら源泉井戸の掃除はすすみました。
そして掃除が完了すると、ドバドバと快調に源泉が湧出開始。
よかった、よかった。なにか詰まれば、管が細いので大変なことになる恐れも。
無事復旧してなによりでした。
さて、今回は源泉井戸だけでなく、大浴場の配管もメンテナンスしました。
通常はスケール(詰まるものの総称)除去の薬剤をパイプに流して、
酸性の薬品で溶かして掃除するわけですが、
ここまでスケールが付着してしまっているので、
配管が埋込みでなく露出している部分は、ぜんぶ切断して作り直すことにしました。
大浴場の地下の配管室は空気穴がないので、
熱源からの熱気がもろに充満していて、たいへん暖かい空間です。
作業する水道屋さんは暑い暑いと汗だらだら。
これは、なんだかわかりますか?
鉱泉を加温するために、源泉と温水がクロスして熱交換するパネルがありまして、
源泉が通る方の網目通路に付着した固形物です。
パネルからはずすと、まるでセメントを型に入れて成形したかのようです。
冷鉱泉ゆえの特性もありまして、
毎日お客様に快適にご入浴いただけるように、
いろいろメンテナンスしている次第でございます。
ひでさんからのコメント。2007年12月26日 10:33
こんな目に見えない苦労があって
私たちが温泉を楽しめるんですね。
かんしゃ、感謝!!
私たちが温泉を楽しめるんですね。
かんしゃ、感謝!!
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