2010年10月08日
くるみひろい
水車小屋脇の空き地にテーブル・椅子を置いて、
天気の良い日はここでコーヒーなど召し上がって頂こうと考えました。
雑草のままですと足元が露で濡れますので、砂利を敷くことにしました。
平日ですが、秋の風情が漂い始めた庭にご婦人グループがお越し下さいました。
散策をして入浴されてお食事です。女子校の同窓生のみなさんのようでした。
吊り橋のたもとの楓も紅葉しはじめました。
あれだけ暑かった夏ですが、ちゃんと秋はやってきました。
この時期、くるみがまさにボトボトと落ちてきます。
リスに負けないように拾います。
お正月にみなさんに召し上がって頂く“くるみ餅”の餡の材料にするのです。
くるみを拾うあいだ、砂利敷きはすすんでいます。
これがくるみの大木です。
くるみの葉っぱや実からでる渋は屋根を傷めるので、伐採した方がよいといわれます。
また、冬の雪下ろしでも邪魔になるとのこと。
ですが、まず日除けにになっていますし、この付近のシンボルツリーでもあります。
なかなか簡単には伐採できません。
これがリスの食べたあとです。
リスも食べていいのですが、もう少しお客様サービスしてほしいです。
ちらっとでも人の気配がするとすぐに逃げます。
毎朝、チェックアウト頃にくるみを食べに来るとか、
ほおぶくろをいっぱいにさせてポーズをとるとか、
そんな見せ場をつくって我々の営業活動に貢献してくれるなら…
どうぞ食べて下さい(^^)/
しかしリスのほうにしてみれば、
冬眠前の貴重な食糧を根こそぎ収奪していく邪悪な存在にみえるのかも。
いずれにしても今のところは、
双方が共存できる量のくるみが供給されています。
くるみの大木に感謝です。
今日は吊り橋の防腐剤塗布もおこないました。
昔は強烈なクレオソートを塗っていました。
油臭は嫌いな方が多いと思うのですが、私はけっこうこの匂いが好きです。
個人的に郷愁を誘う匂いです。
今の塗料は臭いがかなり抑えられているので、私には物足りない感じがしましたが(^^;)、
お客様にはちょっとご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ございません。
拾っていたらこんな変種もありました。おケツですね。
30分でこのくらい。
これを土に埋めて皮を腐らせ、渋をじゃぶじゃぶ洗い、
乾かして、フライパンでコロコロ炒って、殻を割って実をほじくりだす。
元は自然の恵みでありますが、人間の口に入るまでにはかなりの手間と時間がかかります。
お正月のくるみ餅をどうぞお楽しみに。
砂利敷きは終わり、仮の椅子テーブルを置いてみました。
来年の春から本格的に整えたいと思います。
これまたお楽しみに。
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