2009年06月29日
6月の嵐渓荘

いよいよホタルが飛び始めました。
ゲンジがすこしばかり。
これから増えるかなあ。増えて欲しいなあ。ヘイケもちゃんと飛んで下さい!
…とお願いしてしまいます。
それから渓荘からのお願いです。
ご宿泊のお客様以外の方も見学に来られるようですが、
ホタルの捕獲はかんべんしてください。
これから増やそうと思っているのが水の泡になります。
つれてかえっても子孫を増やせずはかなく消えていくばかりです。
どうかその辺よろしくお願い申し上げます。
…とこれまたお願いでした。
その他6月の嵐渓荘あれこれです。
5月、6月はテレビ効果もあり、昨年に比べれば賑やかな春でありました。
テレビとお客様に感謝感謝であります。
某旅館コンサルタントの大御所とお話しましたところ、
今年は新潟と長野はそれぞれ観光の目玉があるから好調なはず。
しかしその他のエリアは前年1~2割減は今でも続いている。
新潟も今年は好調と浮かれるなかれ、
来年の落ち込みを今から想定しておけとのこと。
具体的には制度融資などを活用して、
いまから運転資金を確保しておいた方がよい。
…また借金かぁと思いながら話をききつつ、
確かに来年は心配だと認識を新たにしました。
さて今年は雪が少なくて温かかったためか、庭の花はどれも見事に咲いてます。

最近おぼえたのですが、これはカキツバタのようですね。

あやめは花弁のはえぎわに虎文様があり、それゆえ文目であやめだとか。

さらに花菖蒲というのもありますが、あれはもっとゴージャスなかんじ。
ということで、嵐渓荘の敷地に咲いているのはカキツバタらしい。
それから、いよいよ暑くなってきましたので冷房の支度もしました。
三代目・保男が開発した真木の清水活用によるエコ冷却システム。


熱交換の心臓部には自動車のラジエーターを利用しておりましたが、
数年経過していたんできまして、交換することになりました。
しかしラジエーターは高価な割りに耐久性は弱いようです。

そこで今年から銅管をコイルにしたところに館内循環してきた冷却水を通し、
それを真木の清水のプールに沈めて熱交換させることにしてみました。
6月中盤まではこれだけで館内を冷却することができましたが、
気温が30度近くなってきた頃からは電気式チラーのスイッチもいれました。
併用することにより、電気式チラーだけの場合よりも、
チラーの稼働時間が少なくて済むよう(な気がします)です。
まだ試行錯誤が必要です。コイルの数を増やそうと考えています。
そして、いよいよはじまります。自宅建設。
離れたところに自宅はあるのですが、
ここ数年いろいろありまして、宿に残るのは私と子供達と母だけになりました。
夜が心配なので私は宿から基本的に離れられない。
すると、今の自宅には帰れない。
非常事態ということで、宿のなかに仮住まいを造ってしのいできましたが、
おもいきって自宅をつくることにしました。
宿の建物と隣接していないとなにかと不安で、またそれなりに場所がとれる所。
思案しまたが、結果的にお客様の目にふれてしまう場所での建設になります。
ただ、お客様の旅情を損なわないように外観からデザインには気をつけ、
倉橋英太郎建築設計事務所に設計をお願いしました。
緑風館と同じトーンの建物が完成する予定です。
…というこで建設予定地の準備が始まりました。
まず、樹木の伐採。
第二駐車場のシンボルであった銀杏の大木は残念ながら伐採します。
本当に申し訳ありません。
残すことも考えたのですが、冬場の雪下ろしなど諸条件クリアにはどうしても。
また大木すぎて移植するのも難しいということで。
しかし銀杏の手前の梅は移植できるということでしたので、移植しました。

業者さんに移植をお願いしました。
梅雨の時期がよいということで、先日早速。

手堀りでほりあげもらいました。


今年はたくさん実をつけた梅でした。
伐採されるかとおもっていっぱい実をつけたのかな、とか話になりました。


そして、日当たりのいい方へ無事移植完了。
これから冬になるまで毎日水やりをしてあげないとなりません。
枯らしちゃなんねーな、とおもってます。
植えたのはたぶん、私のおじいちゃんだと思うので。
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