2011年02月27日
くるみの枝落とし

先日、お客様にもお手伝いして頂いて完成したかまくらです。

あかりがともると綺麗。
そして、このかまくらの頭上に今回の話題となる胡桃の木があります。

すっかり葉をおとしていますが、大きく育ったくるみの木。
毎年たくさんのくるみの実を落とします。
昨年の秋もたくさん拾いました→くるみひろい
しかしちょっと大きくなりすぎて、また老木にもなってきたのか、
枝が雪の重みに耐えられずドスンと何本か折れました。
幸いにも屋根の上におちなかったので良かったのですが、
このままにしておくと何本かは屋根を傷めてしまいそうです。
そこで枝落としすることになりました。

つららもとけて、雪も粉雪、おてんとうさまが顔をだす陽気。
雪が降る前から今年は枝落とししようと話していたので、
木こりの長谷川さんが作業にきてくれました。

「雪がなければ作業できない」とのことで、
今年の大雪はハシゴをかけて枝に登るには幸いのようです。

落とした枝は細かくして運びます。
重機も車もここは道がないから入れられません。
雪があるからソリで運べる。
枝落としはこの時期に限るとのこと。

「樹齢は100年」と木こりの長谷川さんは言います。
そこまでいってるかどうかわかりませんが、かなり太い枝。
これがドスンと屋根におちれば…。
かなりの被害になっていたことは間違いない。
雪おろしするにも邪魔で、切ってくれと言われていた枝でした。

2日がかりで枝落としは完了。
床屋にいってきたようですね。

くるみの収穫量は減りますが、雪との格闘には致し方なかった枝落とし。
本当はすっかり切り倒そうかと話もあったのですが、
さすがに樹齢100年と言われたら、それは腰がひけました。
また後年かんがえることにしましょう。
とりあえずこんなあんばいで。

桜の老木も雪に負けずに春を待っています。
3月になりますね。
そろそろ県内の方も動き始め、
日帰りのお客様もいらっしゃるようになりました。
くるみの木は高いところからそんな嵐渓荘をいつも見下ろしているわけです。
床屋から帰ってきたおじいちゃんみたいな風情で。
いつまでも元気でいてくださいな、くるみの木!
空左右衛門さんからのコメント。2011年03月03日 00:40
あのクルミの木 嵐渓荘のシンボルだった時代があったんでしょう。秋が来て油脂分の多いおちばが屋根や樋に・・困ってる・・・。先代の話でした。「とき」を感じます。銀杏や桜に頑張ってもらいましょう。
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